数年前から爆発的にその被害が急増しているオレオレ詐欺。
そして最近はテレビのニュースなどで世間を騒がせるようになった、アポ電詐欺というものもあります。
こういった事件が後を絶たないのは非常に悲しいことですが、まずは自分で対策を立てていくことが必要ではないでしょうか?
そこでここでは、アポ電詐欺とオレオレ詐欺の違いについて・そしてその手口や電話対応の仕方についてもご紹介していきます。
アポ電とは?
例えば個人の家にある日、突然電話がかかってきて
もしOKであれば代わりの人をそちらまで行かせますので、その人にお金を渡していただけませんか?
と言われることがあります。
ちなみに、
これを基により正確に、そしてより信憑性の高い詐欺を働くわけです。
そのため見破ることがご高齢の方には非常に難しい部分もあり、アポ電と思われる電話がかかってきた時には家族の方が注意してあげる必要があります。
オレオレ詐欺とアポ電の違いは?
オレオレ詐欺はいわゆる一発本番で、いきなり電話がかかってきてお金を貸してほしいなどと親族を装った相手から言われます。
最近はオレオレ詐欺に対する注意喚起なども盛んに行われているので「オレオレ詐欺には引っ掛からない!」というお年寄りも増えてきました。
アポ電は信用させたり資産状況を確認したりする目的で行われるので、こうした事前の調査などがないオレオレ詐欺は比較的見破りやすく、そして騙されづらいという特徴があります。
オレオレ詐欺のよくある手口は?
オレオレ詐欺の中で特によくある手口としては
-
- 会社のお金を使い込んでしまった
- 交通事故を起こしてしまい、いますぐ示談金が必要になった
- 相手のある女性を妊娠させてしまい、お金がとにかく必要になってしまった
など緊急性の高い内容であることがほとんどで、
オレオレ詐欺の対応方法は?
基本的には話を聞かずにすぐに電話を切ってしまうのが一番良い方法と言えるでしょう。
また電話番号が変わったという電話が直近1ヶ月以内にかかってきている場合も、念のため古い番号に電話をかけて確認を取るようにしましょう。
古い携帯電話などに電話がつながらない場合には、職場などに電話をかけて確認を取るのも一つの方法と言ってよいでしょう。
アポ電詐欺の対応方法は?
こちらも資産状況には個人情報を確認するような電話については、一切取り合わず電話を切ってしまうというのがベストです。
お役所などから電話で資産状況や個人情報に関しての確認の電話が入るのはほとんどありません。
遠慮なく電話を切ってしまって構いませんし、万が一本当に市役所や区役所など自治体や公的機関からの連絡の場合は、電話を切っても実際に身分証を持った職員が訪問してきますので、すぐにわかります。
また「こういった電話がありましたが、本当にお宅からの電話ですか?」と、こちらから市役所や公的機関に電話をして確認するというのも良いでしょう。
基本的に個人情報などを問い合わせるような電話は、公的機関もオレオレ詐欺などに悪用されることを防ぐ目的で控えるようにしている傾向にあるため、このような電話はほとんど詐欺と思ってよいでしょう。
お金を振り込んでしまったら?
万が一お金を振り込んでしまった場合、または誰かにお金を渡してしまった場合、できる限り速やかに金融機関に問い合わせをしたり警察に通報するなどの対処を行いましょう。
場合によってはお金を取り戻せる可能性もありますので、いち早く対応することが何よりも重要です。
ちなみに、お金を振り込んでしまった場合についても、きちんと手順をおって手続きをすることによって、相手先の口座を速やかに凍結することができるケースもあります。
口座が凍結されるとその段階で振り込んでしまったお金を引き出すことはできなくなりますので、後々お金を取り戻せる可能性が高くなります。
とにもかくにも素早い行動を心がけましょう。
まとめ
このように最近はオレオレ詐欺だけではなく、アポ電詐欺というキーワードも出てくるようになりました。
事前に個人情報などを問い合わせるような電話については、アポ電詐欺の前兆という可能性もありますので、注意して対応するようにしましょう。
また知らない番号からの着信は一切無視するというルールでも良いですね。
知り合いであれば知り合いの電話番号からかけてきますし、最近は何かとテレビでもこういった問題が取り沙汰されていますので、電話に出なかったからと言って失礼にあたることはありません。
この記事が少しでも役に立てばうれしいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。