最近は犬が洋服を着ている姿を日常のなかでも、よく見かけるようになってきましたね。
ペットイベントに足を運ぶと、ゴージャスなドレスや、華やかなスカートを犬が着ていたり。
しかも犬自身が嫌がらずに着こなしているから、すごいです!
そんな犬の洋服について「反対」意見もまだ少なからずあるのは事実。
今回は「犬が洋服を嫌がる理由は?噛む場合や足を通さないときはどうする?」と題してご紹介します。
この記事の目次
- 1 犬が服を着るメリット&デメリットは?
- 2 犬に服を着せるメリット!
- 3 衛生面の配慮
- 4 汚れを防止
- 5 体温調節ができない犬の補助
- 6 皮膚病や手術後の引っ掻きや舐め防止
- 7 おしゃれアイテム
- 8 犬に服を着せるデメリット!
- 9 ストレスの発生
- 10 誤飲の危険
- 11 毛玉になりやすい
- 12 犬が服を嫌がる理由・噛む場合はどうする?
- 13 犬が洋服を嫌がる理由その1
- 14 犬が洋服を嫌がる理由その2
- 15 犬に服を着せるときに注意すること
- 16 子犬のときから服に慣らす
- 17 おやつや遊びなど、ご褒美を与えながら服に慣らす
- 18 着せるのは短時間にする
- 19 犬にあわない服を着せない
- 20 どうしても犬が嫌がるなら着せない
- 21 まとめ
犬が服を着るメリット&デメリットは?
まず犬に洋服を着せているのは飼い主さんであって、犬自身が着たくて着ているわけではないということを覚えておいてくださいね。
それにしても、洋服を着ている犬が増えているのにはメリットもあるのです。
犬からしたら「自然のままがいい」ちょっとお節介な洋服かもしれませんが、犬が嫌がることなく着てくれるのであれば、場合によってメリットもあるのでご紹介します。
犬に服を着せるメリット!
衛生面の配慮
- 抜け毛やフケの飛散防止
犬に服を着せるメリットの一つが抜け毛やフケの飛散防止です。
犬種によっては換毛期にかなりの抜け毛で悩まされますが、そんなときに洋服を着せていると外出の際など周りへの飛散防止になります。
盲導犬が洋服を着ているのも、やはり衛生面の配慮というところが大きそうです。
汚れを防止
- レインコートの代わり
雨でもお散歩が必要な犬や、落ち葉が毛にくっついてしまう犬には服を着せることで、汚れの軽減になりお手入れが楽に。
体温調節ができない犬の補助
- 暖房着代わり
子犬や老犬など、犬自身が上手に体温調節ができないときに、暖めてあげる補助として洋服を着せることがあります。
皮膚病や手術後の引っ掻きや舐め防止
- 包帯の代わり
手術をしたあと犬が傷口を気にしていたりした場合、洋服を着せることで軽減することが期待できます。
専用のグッズもありますので、服を着せるときは獣医さんの指示にしたがって使用しましょう。
おしゃれアイテム
- 飼い主さん同士のコミュニケーションの一つ
犬に服を着せることで家族や友人、ほかの犬の飼い主さんとの間に会話が増え、コミュニケーション促進の効果を期待できます。
アニマルセラピーの犬が洋服を着ているのは、元気にしたり、笑顔を増やすことの目的もあるようです。
犬に服を着せるデメリット!
ストレスの発生
- 圧迫感や動きづらさなどのストレス
もともと服を着る習慣のない犬にとって、服は異物でしかありません。
サイズの合っていない服や動きを妨げる服は、犬の精神的・肉体的ストレスになるので、いくらかわいくても無理に着せることはやめましょう。
誤飲の危険
- シンプルな服に変えるなど対策を
装飾品の多い服は犬が誤飲をしてしまい、思わぬ事故を招いてしまう場合があります。
そういった服を着せるときは必ず飼い主さんが目を離さないようにしてください。
撮影などの場合は、そのときの一瞬だけ着せるなどの対策を。
毛玉になりやすい
- 脱がせたあとのブラッシングを
長時間着せっぱなしにすると、服の生地と被毛が擦れて長毛犬は毛玉になりやすいです。
服を脱がせたあとは被毛のケアを欠かさないようにしましょう。
犬が服を嫌がる理由・噛む場合はどうする?
では今回の本題、犬はなぜ洋服を着せると嫌がるのでしょう。
- 飼い主さんはかわいい服を見つけて、愛犬に着せようと思って購入してきたのに、肝心の犬が着てくれない・・・
- 着せられたけど固まって動かなくなった、そもそも足を通してくれない、吠えて噛みついてくるなど・・・
なぜ犬はそんなに服を着ることを、拒むのでしょうか。
犬が洋服を嫌がる理由その1
犬は洋服を着ることによって、体の動きが制限されてしまうことを嫌います。
特に関節や背中などに密着するようなものは、体を固定させ、動きを鈍らせるため嫌がるのです。
犬が洋服を嫌がる理由その2
犬は、皮膚と毛で体温のコントロールをしています。
そのため服を着ることによって必要以上に熱がこもってしまったり、湿気が高くなってしまうと犬自身で体温調節ができにくくなります。
本能的にそれが分かっているので嫌がるのです。
噛む場合は犬が嫌がっていますので、無理に着せるのではなく徐々に慣らすなどの工夫をしてください。
また足を通さない子にはマジックテープで止めるタイプだと着せやすいです。
犬に服を着せるときに注意すること
服を嫌がるといっても、個体差も大きく最初は嫌がっていても慣れればほとんど気にしなくなる犬もいます。
いろいろな状況を考えながら、犬に服を着せたいと考える際に注意するべきことを挙げてみましょう。
子犬のときから服に慣らす
遊び盛りの子犬の時期は、ほとんど嫌がらずに着てくれて、それが自然と思って成長していってくれる可能性があります。
子犬の時期から洋服を着ることを学習していると、成犬になっても抵抗なく着てくれるようになります。
おやつや遊びなど、ご褒美を与えながら服に慣らす
成犬の場合は少しずつ慣らしながら、着てもらいましょう。
服を着てくれたらご褒美を与えて、犬自身に服を着たらご褒美がもらえると学習させるのです。
ご褒美は別におやつでなくても構いません。
おもちゃでも、お散歩に行くでも、大げさに褒めてあげるでも何でもよいです。
犬が最も喜ぶであろうことにしましょう。
忘れてはならないのは、服を着たいわけではなく、ご褒美が欲しくて服を着るということ。
着せるのは短時間にする
犬に服を着せるときは、外出など一時的にしましょう。
また記念撮影やお披露目なども含みます。
犬が服を着ている姿は確かにかわいいですが、お人形ではありません。
一日中着ていると犬の負担になったり、体調管理に影響が出る場合がありますので、着せるときは短時間にしましょうね。
犬にあわない服を着せない
- 重い服
- サイズの合わない服
- 分厚い服
- 硬い服
- 袖が長い服
- 耳が隠れるフードつきの服
- きつい服
犬の行動を束縛しストレスになることがあるので、犬にきちんと合った服を選びましょう。
どうしても犬が嫌がるなら着せない
いろいろな方法を試したり、何度試しても、残念ながら嫌がる子は嫌がります。
それは犬種差であったり、育った環境、犬の性格など個体差があるので一概には言えません。
いずれにしても着る犬自身が嫌がっているのであれば、ストレスになるだけなので特別な理由がないとき以外に、無理強いすることはやめましょう。
まとめ
今回は「犬が洋服を嫌がる理由は?噛む場合や足を通さないときはどうする?」と題してご紹介しました。
犬に服を着せることは賛否両論あります。
犬からしたら余計なお節介なことを忘れず、犬の気持ちを尊重し、洋服を着せるようにしましょう。
どうしても着たくない、嫌だと拒んでいるときは、着せないようにしてあげてくださいね。