
普通は「座っておしっこ」をし、排泄後は砂をかける姿を想像する猫ちゃんのトイレですが、「立ったままでおしっこ」をする場面もネット上で上がっていて、なぜ?って声がありました。
この「座ってするおしっこ」と「立ってするおしっこ」の違いは何なのでしょうか。
今回は「立ったままトイレをする理由と、その解決策」について紹介していきます。
この記事の目次
猫が立ったままトイレをするのは老猫で足腰が弱ってきているから
一つ目の理由としてあげられるのが愛猫が加齢により足腰が弱り、座った状態でトイレをしたりすることができないことです。
若い猫であれば関節もしっかりとしていて、トイレでも座っておしっこをできますが、老猫になると関節が痛み、座る動作が難しくなってきます。
人間でも歳を重ねると足腰の関節が弱ってくるのと同じように、猫ちゃんも高齢になってくると同じ現象が起こります。
またトイレの枠を飛び越えるという行為も難しくなってくる場合も。
どうしたら解決する?
猫ちゃんが立ったままトイレをしておしっこが飛び散るようであれば、ペットシーツをトイレの周りに貼るなどの対策はいかがでしょうか?
加齢のせいでトイレに支障をきたしているのであれば、怒ることはやめましょう。
猫ちゃんに合わせて対応していくしかありません。
動物病院で相談にのってもらうことも具体的な方法を教えてもらえる一つです。
猫が立ったままトイレをするのはトイレや砂が合っていないから
猫ちゃんがトイレを気に入っていなかったりすると、違和感から前に少しずつ進むことで腰が上がり、立ったままトイレをすることに繋がったりします。
猫ちゃんがトイレのフチに手をかけたり、周りをカリカリしている仕草が見られるなら、やっぱりトイレが気に入ってないのかも。
また猫砂の粒が気に入らなかったり、量が少ないなど不満をもっているのかもしれません。
どうしたら解決する?
トイレが気に入らないなら思い切って新しいものに変えてあげましょう。
このときトイレは広さが十分あってシンプルな作りのものだと、汚れたときにすぐに気づいて掃除をしてあげられて清潔なトイレの環境を作ってあげられます。
また猫砂が合っていないようなら少し粒が小さいものにすると、より自然のかたちに近くなります。
猫砂の量は、猫ちゃんが掘れるくらいに多めに入れてあげるとよいでしょう。
猫が立ったままトイレをするのはマーキング行動
上の2つの理由ではないのなら、マーキングと呼ばれる行為をしているのかも。
自分の縄張りを主張するために、より高いところに用便のにおいをつけることでアピールしているのです。
できるだけ広範囲に撒き散らすために立ったままトイレをするという方法を取っています。
特に未去勢の雄猫に見られる自然な行動の一つですが、稀に雌猫に見られるときもあります。
どうしたら解決する?
マーキングをする可能性で見るならば、雌猫を飼うという選択をすればよいと思います。
猫ちゃんが雄猫で困っている状況で、トイレの中であればドーム型のトイレを使って飛び散るのを防ぐ、周りにペットシーツを使うなどの対策がよいのではないでしょうか。
トイレ以外の室内や布団などでマーキング行為をしているときには、布団は洗えるものにしてにおいを取ること。
室内であれば消臭スプレーや除菌スプレーでにおいを取るようにしましょう。
おしっこのにおいが残っていると再び同じ場所にマーキングをしがちです。
「猫除けのマーキングスプレー」も販売されていますので、うまく併用しマーキングされない環境づくりをしていきましょう。
まとめ
今回は「猫が立ったままトイレ(立ち用便)の理由とは!なぜオシッコなのに座らない?」と題してご紹介しました。
猫ちゃんの年齢や状況によって立ったままトイレをしている意味合いが変わってきます。
立ったままトイレをするようになった状況や感情も考えて、理由を突き止めていかなければいけません。
わからない場合はあらゆる解決策の両方向から対策をするとよいでしょう。
飼い主さんに甘えたいだけのときもありますし、環境にストレスを感じている場合もありますので、猫ちゃんとのコミュニケーションを大切にしながら、対策を取ってみてください。
この記事が参考になればうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!